いまが狙い目の注目資格

数ある資格の中で、社会人に人気があり、かつ、資格保有者の多い資格の筆頭と言えば、AFP(ファイナンシャルプランナー)だろう。金融機関がこぞって従業員に受験させた結果、瞬く間に知名度が上がった。その上級に位置づけられるCFPは難関資格の一つに数えられている。
さて、このAFP・CFPであるが、資格保有者が増えすぎたせいか、10年ほど前から急激に問題が難化したことをご存知だろうか。いまやAFPですら付け焼刃では合格が難しくなったが、それ以前は6科目一発合格でCFP試験を突破することも十分に可能であった。
このように、資格試験は知名度と合格者が拡大すると、試験の難易度がグッと上がる。そこを逆手に取って、あまり知られていないうちに資格取得してしまうのが効率的だ。
このように、資格試験には「いまが狙い目」というものが存在しており、代表的なものを以下で紹介する。
CIA(公認内部監査人)CIA(公認内部監査人)とは、企業内における内部監査のスペシャリストである。国際資格であるが、1999年より日本語での受験が可能となっている。
CIAという資格を初めて耳にした方も多いと思うが、ネットで「CIA 狙い目」で検索すると、多数のサイトがヒットする。 現時点での難易度としては、必要学習時間500時間程度、科目別の合格率が35%程度と言われている。ただし、社会的地位の高いビジネスパーソンが多く受験していると考えられるため、数字ほど容易ではないと思われる。
企業不祥事に対する社会的批判が増すに従い、内部監査の重要性も高まるだろう。瞬く間に難関資格へと大化けする可能性もあることから、資格取得を目指すなら、いまが狙い目というわけである。
なお、CIAの受験対策としては、アビタスが古株として定評がある。
社会保険労務士社会保険及び労務管理のスペシャリストであり、言わずと知れた難関資格である。合格率8%、必要学習時間は1000時間 と言われ、仕事と両立しながら取得を目指す資格としては、最難関に位置づけられる。
現時点でも決して易しい資格ではないのだが、今後はさらに難易度を増す可能性がささやかれている。というのも、2008年の閣議決定により試験改革が検討されることとなっており、科目追加(憲法・民法・民訴)及び1999年まで行われていた記述式試験の復活などが模索されている。
試験科目が追加された場合、現行科目の一部が廃止されない限り、単純に必要学習時間が増えることになるだろう。というのも、社労士試験では出題範囲が「あって無いようなもの」だからであり、現行科目で求められる知識量が減るという保証が無いためだ。
また、記述式試験が復活した場合、当然のことだがアバウトな記憶では太刀打ちできない。書店で社労士試験のテキストを手に取れば、その分厚さに気圧されるだろう。どの出版社のテキストでも、だいたい1000ページ程度の厚みがある。現行の試験方式はマークシートによる択一式及び選択式試験のため、知識に曖昧な点があっても解答可能であったりもするが、記述式試験になれば精度の高い暗記が求められる。 すでに閣議で決定された事項であるため、いつ試験方式が変わってもおかしくないが、そうなった場合、専業受験生(学生や主婦など)でなければ合格の難しい資格へと大化けする可能性もある。そうなれば、企業内における有資格者のプレミアはさらに高まるだろう。 このような観点から、社会保険労務士は「いまが狙い目」の資格であると考えられる。